【2026年版】1月の時候の挨拶一覧|上旬・中旬・下旬の使い分けと文例(ビジネス/カジュアル/弔事)

1月(睦月)は、新年のご挨拶から寒さが本格化する時期へ移る月です。
本ページでは、上旬・中旬・下旬の使い分けを軸に、ビジネス向け/カジュアルの書き出し、お礼・お詫び・弔事、そして結びの言葉まで、すぐに使える文例を一覧でご紹介します。
旧来の「〜の候/〜のみぎり」のフォーマル表現と、読みやすい口語表現の両方を揃えています。 1月の季語・行事まずは一覧上旬(1〜10日)中旬(11〜20日)下旬(21〜31日)用途別(ビジネス・カジュアルほか)結びの言葉表記のコツ

1月の季語・行事の目安

※2026年のケースです。

季節の節目

  • 小寒:1月5日(寒の入り。寒さが増していく頃)
  • 大寒:1月20日(一年で最も寒い時期)
  • 立春:2月4日(暦の上で春。寒中見舞いの目安にも)

行事・話題

  • 元日:1月1日
  • 松の内:地域差あり(年始の挨拶状の目安)
  • 七草:1月7日(七草がゆ)
  • 鏡開き:1月11日
  • 成人の日:1月12日
  • 初詣・新年のご挨拶・寒中見舞い・体調管理・雪や凍結の話題

まずは「使える語」の一覧(フォーマル/口語)

フォーマル(〜の候/〜のみぎり)

  • 新春の候(上旬中心。新年の挨拶に)
  • 初春の候(上旬中心。賀詞と相性が良い)
  • 迎春の候(上旬中心。やや改まった印象)
  • 睦月の候(1月全般で使いやすい)
  • 寒中の候(松の内明け〜下旬に無難)
  • 小寒の候(小寒以降)
  • 大寒の候(大寒以降)
  • 厳寒の候(下旬中心。寒さが厳しい時期に)

口語(読みやすい書き出し)

  • 新しい年を迎え、気持ちも新たにしております。
  • 寒さが一段と厳しくなってまいりました。
  • 朝晩の冷え込みが身にしみる頃となりました。
  • 雪や凍結が気になる季節になりました。
  • 年始のご挨拶には少し遅くなりましたが、ご連絡いたします。
  • 体調を崩しやすい時期です。どうぞご自愛ください。

上旬(1〜10日)に使いやすい書き出し

フォーマル

  • 新春の候、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
  • 初春の候、旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
  • 迎春のみぎり、皆さまにはお健やかに新年をお迎えのことと存じます。
  • 睦月の候、本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。

口語

  • あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • 年始のお忙しいところ恐れ入ります。取り急ぎご連絡いたします。
  • 新しい年を迎え、気持ちも新たにスタートいたしました。
  • 寒さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

中旬(11〜20日)に使いやすい書き出し

フォーマル

  • 寒中の候、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
  • 小寒のみぎり、時節柄どうぞご自愛のほどお願い申し上げます。
  • 寒冷の候、年始のご挨拶が遅くなりましたことお詫び申し上げます。
  • 睦月の候、引き続き変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

口語

  • 寒さが一段と厳しくなってきました。いかがお過ごしでしょうか。
  • 年始のご挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • 凍結や雪の便りも聞かれる頃となりました。どうぞお足元にお気をつけください。
  • 体調を崩しやすい季節ですので、くれぐれもご無理なさらずお過ごしください。

下旬(21〜31日)に使いやすい書き出し

フォーマル

  • 大寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 厳寒の候、平素のご厚誼に心より御礼申し上げます。
  • 寒中の候、時節柄ご自愛専一にてお願い申し上げます。
  • 睦月の候、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

口語

  • 一年で最も寒い時期となりました。どうぞ温かくしてお過ごしください。
  • 冷たい風が続いておりますが、お変わりありませんか。
  • 寒さが厳しい日が続いております。くれぐれもご無理なさらないでください。
  • 年明けの慌ただしさも落ち着く頃となりました。改めてご連絡いたします。

用途別の文例

ビジネス(社外)

  • 寒中の候、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
  • 大寒の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
  • 新春の候、本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
  • 寒さ厳しき折、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

社内・取引先担当者あて(ややくだけた口調)

  • 年始のお忙しいところ恐れ入ります。要点のみ共有します。
  • 寒い日が続きますね。体調に気をつけて進めていきましょう。
  • 今月の進行確認で一度だけお時間いただけますでしょうか。

お礼

  • 寒中の候、先日はご多忙のところご対応いただき誠にありがとうございました。
  • 厳寒のみぎり、温かいご高配にあずかり心より御礼申し上げます。

お詫び

  • 寒中の候、このたびはご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。
  • 大寒の候、不手際によりご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

弔事(お見舞い・お悔やみ周辺)

※時候の挨拶は簡素にし、相手への気遣いを優先します。

  • 寒さ厳しき折、どうかご自愛のうえお過ごしください。
  • 心労いかばかりかと拝察いたします。くれぐれもご無理なさらぬようお祈り申し上げます。

カジュアル(私信)

  • 寒い日が続くね。風邪ひかないように気をつけて。
  • 年始の挨拶が遅くなったけど、今年もよろしく!

結びの言葉(そのまま使えます)

ビジネス向け

  • 時節柄、くれぐれもご自愛ください。
  • 本年も変わらぬご高配を賜りますようお願い申し上げます。
  • 皆さまのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
  • まずは略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます。

カジュアル向け

  • 寒い日が続くので、温かくして過ごしてね。
  • また落ち着いたら近況聞かせてください。
  • 今年も良い一年になりますように。

表記のコツと注意点

  • 新年の挨拶は時期に注意。 上旬は「新春/初春」で自然ですが、松の内を過ぎたら「寒中/厳寒」など季節語に切り替えると丁寧です。
  • 松の内は地域差あり。 迷ったときは、賀詞を控えめにして「寒さ厳しき折」など中立表現にすると安心です。
  • 寒中見舞いの位置づけ。 年賀の代わりや、年始の挨拶が遅れた際の連絡には「寒中見舞い」を用いると自然です(立春前日までが目安)。
  • 「候/みぎり」は語調が変わります。 かたく整えるなら「〜の候」、やわらげるなら「〜のみぎり」でも自然です。
  • 重ね言葉に注意。 「お身体ご自愛ください」は冗長になりやすいので「くれぐれもご自愛ください」がすっきりします。

※地域の寒暖差や相手の状況に配慮し、「寒さが厳しくなってまいりました」などの中立表現を選ぶと安心です。

1月は「新年のご挨拶」から「厳寒の折」へ移る時期です。
書き出しは季節感を一言そえる程度に抑え、本文の要件を明快にすると読みやすくなります。

※年始のご挨拶状やお礼状など、本文づくりや宛名の手書き清書についてもご相談いただけます。

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